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産業グレードの電子顕微鏡事例(組込みPC「EPC-B2275」)

2021/02/01
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電子顕微鏡は、様々な産業アプリケーション用いられる必要不可欠な装置ですが、その中でも産業グレードな顕微鏡を使用する際には、ペリフェラルに接続可能な多彩なI/Oをもつ「パワフルかつ高性能な組込みPC」が必要です。電子顕微鏡と高性能なコンピューターを組み合わせることで、農業、工業、製薬をはじめとする様々な用途で高度なオペレーションが可能となります。

課題

電子顕微鏡は、医学、生物学、農業、材料科学、化学などの極めて小さな物体の成分や構造、パーティクル状態を分析する際に広く使用されています。こうした細かな分析は、高性能なCPUを搭載した組込みPCを介してのみ実現可能です。しかし、高性能なCPUによる卓越した演算能力はエネルギーを1か所に集中させてしまい、その際に電磁波を発生させ、周辺機器への干渉が発生してしまう可能性があります。こうした電磁干渉はコンピューティングシステム全体を麻痺させてしまう可能性もあります。このように、電子顕微鏡で正確かつ品質の高いデータを収集し、動作機能を維持するためには、電磁適合システムの設計が不可欠です。

ソリューション

アドバンテックの組込みPC「EPC-B2275」は、第7世代のIntel® Core-iデスクトップ型CPUプラットフォームを搭載し、レガシータイプのWindows OSにも対応可能です。堅牢なCPU設計によって、EPC-B2275は上記のような厳しい電磁環境下でも卓越した演算能力を発揮します。また、アドバンテック独自の設計である、ロープロファイルの拡張スロットを用いたマルチI/Oとしての組み合わせにも対応可能です。EPC-B2275内部のストレージ筐体は、従来のハードディスクではストレージが損傷していた振動でも耐える防振設計です。

アドバンテックは、自社のグローバル製造ネットワーク、流通サポートを活用した最速発注サービス、CTOSの立ち上げを計画中です。EPC-B2000シリーズもCTOSの対象予定です(互換性のあるモデルや周辺コンポーネントを含めた包括的なデータベースが複数あることが特長)。様々なI/Oパーツ、接続オプション、CPUプラットフォーム、OSシステムなど、組み合わせを選択できます。CTOSを活用することで、専用のEPC-B2000コンピューターをあらゆる用途に効率的にカスタマイズできるようになるのです。

  • Intel® 第7世代Core-i搭載の高性能CPU
  • 周辺モジュール用の豊富なI/O
  • PCle拡張スロット×1(ロープロ)